スズソウブログ

先週、Y様邸は棟上げでした。

建物の頂部に棟木（むなぎ）と呼ばれる
屋根を支える横木を取り付けた状態のことを
「棟上げ（むねあげ）」と呼びます。
建物を建築する上で、【棟上げ】は、
ひとつの節目になり、重要な作業とされています。

また、それを祝い【上棟式】を行います。
棟梁や、上棟を手伝ってくれた大工、とび職などの職人を
施主が労うとともに、工事の安全祈願を行います。

棟梁と施主が小屋裏に登り、棟木近くの南か東にあたる場所に
棟札（むなふだ）や幣束（へいそく）を飾ります。
飾りは家のお守りとして、そのまま小屋裏に納めておきます。

目に見えないものに敬意を払い、家を建てることを報告し挨拶をする…
昔からの慣習ではありますが、日本人に息づく精神性を感じる文化のひとつです。

骨組みだった屋根に野地板がつき、ますます建物らしくなっていきます。
６枚の写真は、徐々に建物が高くなってきている様子を写したものです。

またご報告致します！

異常に暑い日が続いていますが、現場にお出になる皆さま、どうぞご安全に。

　

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